長野県南木曽町にて、「信州学」の現地実習が行われました。
今回は60名以上の生徒たちがバスに乗り込み、緑誠蘭高等学校の本校、そして江戸時代の情緒が残る妻籠宿へ向かいました。

お気に入りの缶バッジをつけてルンルンの三田せんせい


恵那峡サービスエリアで休憩します。



蘭本校までしばし歩きます。
いい運動!




本校でのメインイベントは「ろくろ体験」です。
「木のお皿作りでしょ?」と思った方、それはまだ入口にすぎません。
ろくろは、なんと1150年前の平安時代から受け継がれてきた伝統工芸
しかも今回使った木には、樹齢200年ほどのものも含まれています。

講師を務めてくださったのは、「木地師の里ヤマイチ」のご主人・小椋先生と、本校の信州学担当・内藤教務主任
長い時間の中で受け継がれてきた技と想いに、生徒たちも真剣な表情で耳を傾け、木としっかり向き合っていました。







生徒たちは、ろくろ体験でただ木を削るのではありません。
1150年続く技術と、200年生きた木の命に同時に触れるのです。
もはやこれは工作ではなく、時間そのものを手で回す超時空工芸体験です。

いざ、ろくろ体験スタート!
生徒たちは“ろくろ装置”を全力で回転させ、1150年の技と200年の木が交差する壮大な時間の渦へ突入しました。

目の前では木が静かに回っていますが、その向こうでは千年を超える歴史と二百年の歳月が大回転しています。




実習の合間、ふと見ると静かに休まれている内藤教務主任の姿が。

しかし、ただ休んでいるわけではありません。
本校の守り神たる先生は、その間も**「周囲にクマが出現しないか」**を察知する超高感度リスクセンサーを無音で稼働中

生徒の安全を守る見えない警戒網が、そこには張られていました。


周辺異常なし!


いい景色です。
そしてとてつもなく静かなところです。
まるで自然と一体化したような時間が流れています。


妻籠宿での自由散策。
歴史ある町並みを歩き、お店をのぞき、信州らしい味覚も楽しめる時間となりました。







やばいやつです。
たぶんみんな大好き?


ここで、引率の坂倉先生に異変が起こります。
妻籠宿の魅力に胃袋のリミッターが外れたのか、名物の信州ソバをまさかの3杯
歴史と自然の空気は、人の感性だけでなく食欲まで解放してしまうようです。



穴場?のソバ屋さん。
一見すると普通の民家ですが、安めで美味しいお店です!



休憩所の公民館もとてもきれい!


生徒たちはお土産もしっかりと購入!


当日はあいにくの雨模様でしたが、むしろ人が少なくて逆にストレスフリー!?
濡れた石畳や木の建物が、宿場町の歴史をより深く、より鮮やかに感じさせてくれました。

しっとりとした空気の中を歩いていると、ただ「昔風」なのではなく、
本当に長い時間が積み重なって今に続いている場所なのだと実感させられます。
ろくろで1150年と200年に触れ、妻籠宿で江戸の空気を味わう――この日の信州学は、まさに“時間の厚み”を全身で感じる一日になりました。

歴史も技も空気も、全部まるごと味わった一日

1150年前から続く技にふれ、200年を生きた木に向き合い、江戸の面影が残る町を歩く。
今回の現地実習は、教室で学ぶだけでは出会えない“本物の歴史の時間”に触れる一日となりました。

木を削っていたはずが、気づけば平安時代にまで思いをはせている。
町を歩いていたはずが、歴史の空気ごと吸い込んでいる。
そんな、少し壮大で、かなり贅沢な信州学の現地実習となりました。